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対応機種 | Switch , PS4 , Xbox Series X|S XboxOne , Windows10 , Steam ※SwitchとPS4以外はダウンロード版のみ |
発売日 | 2022年6月23日 (Steam版のみ2022年6月24日) |
価格 | 7480円(税込) |
ジャンル | アドベンチャー |
開発元 | 株式会社スパイク・チュンソフト |
発売元 | 株式会社スパイク・チュンソフト |
こんにちは!
へっぽこゲーマーの
そさっく です。
この記事では、「AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナイニシアチブ」の個人的評価(ネタバレなし)を書きながらどういった方におススメか?を紹介しています。
因みに本作はシリーズ2作目ですが、前作をプレイしてなくても問題ありません。
前作のレビューは下記を参考にしてください。
ゲームを買う時の参考になれば幸いです。
全体評価
個人的に本作は…
(4.5 / 5)です。
前作も凄く綿密に作られた傑作だったのですが、本作は前作を見事に超えました。
話を進めれば進めるほど謎が深まって、最後にそれらの謎が1つの真実に結びつくさまは「さすが!」としか言いようがありません。
その上、前作苦戦したソムニウムパートもプレイしやすく改善されていたため、スムーズにストーリーを進めることができました。
前作未プレイでも楽しめるように配慮はされているのですが、個人的には前作をプレイしてから遊ぶことを強くおススメします。
なぜなら前作に出てきたキャラがたくさん出てきて活躍していたり、前作の何気ない設定が本作の重要なフラグになっていたりするからです。
良かった点
圧巻のシナリオ
前作に続き、本作も伏線回収に度肝を抜かれました。
本作のシナリオライター・打越鋼太郎さんは過去に、極限脱出シリーズを手掛けていたのですが、そちらもシナリオの複雑さ・意表を突くトリックに驚かされる作品でした。
それだけに発売前から本作の期待度が高かったのですが、見事に期待値を超えました。
本作は例えるなら、「完成図のない複雑なパズルを解く」かのような難解さです。
「情報」という名のピース一つ一つが、「コレ他のピースと合うの?」というくらい特徴的です。
そしてピース同士が繋がっても、繋がったピースの塊が全体像のどの部分に位置するのかが見えません。
そんなピースの塊がたくさん出来て、「この塊たちをどう組み立てれば完成するの?」と困惑したところで、種明かしで全て一つになります。
種明かしの時に「この2つは合わないだろう」と思っていた情報のピース同士が次々と重なっていくさまは、まさに職人芸でした。
本作をプレイしたら、アナタも「こんなシナリオよく思いつくな」と驚くこと間違いありません。
攻略しやすくなった
前作はソムニウムパートが難しく、何度もゲームオーバーになりました。
というのも、
- ソムニウム内には独自のルールがあり、物理法則は通じない
(=何を調べると正解なのかが推測できない) - 時間制限がある
- 「調べる」「手に取る」などの行動コマンドを選択するとそれ相応の時間が削られる
この3つの要素が重なった結果、運要素が強くなり、理不尽にゲームオーバーになることが何度もありました。
しかし今作は上記が改善されて、探索が苦手な人でも攻略しやすくなりました。
具体的には次の3つです。
- 難易度調整が可能
難易度を変更することで、時間が流れるスピードを遅くしたり、行動コマンドで削られる時間を少なくしたりすることができます。 - ソムニウム内の独自ルールは、調査を進めるにつれて明らかになる
調査を進めると少しずつ、ソムニウム内のルールが解明されていきます。そのため何をすれば正解なのかが推測しやすくなりました。 - 何度か調べると答えを教えてくれる
捜査に行き詰っても何度か「調べる」の行動コマンドを実行すれば、分かりやすいヒントや、答えそのものを教えてくれます。
これによりストーリー重視のプレイヤーも、歯ごたえのある謎解きをしたいプレイヤーも、両方楽しめるようになりました。
気になる点
下ネタが生々しい
本作は生々しい下ネタが結構出てきます。
前作もちょくちょく下ネタがあったのですが、まだ小学生レベルの軽いものでした。
しかし本作は痴女レベルのえげつない下ネタが出てきます。
たまに伏字を使ったストレートな下ネタも出ます。
本人たちはギャグのつもりで言っているのかもしれませんが、正直なところ、たまに引きました。
そのため生々しい下ネタに対して耐性の無い場合は、注意した方が良いと思います。
処理が重い
プレイしていて時々、処理が重くてカクカクする場面がありました。
「Switch版だからかな?」と最初は思ったのですが、PS4版をプレイしている人の中にも「ロードが重い」等の意見があったので機種は関係ないようです。
必ずというわけではありませんが、捜査パートやソムニウムパートといった、3Dキャラを操作しての調査の時に処理が重くなることが何度かありました。
ですが普通にストーリーを読み進める分に関してはカクつかず、特に気になりませんでした。
どんな人におススメか?
伏線回収がエグい作品が好き
本作は伏線回収の鬼です。
序盤~終盤に至るまで、重要そうな情報が偏りなく張り巡らせてあります。
アナタがもし「それらの情報がどう繋がるのかが気になる!」というタイプであれば、間違いなくおススメできます。
逆に「色んな情報がごちゃごちゃして、意味がわからない!」と嘆くタイプであれば、あまりおススメできません。
SF×陰謀論×ミステリーが好き
冒頭で説明した通り、本作はミステリーです。
ただ「ミステリー」と言っても、大抵の場合は他のジャンルも複合していることが多いです。
巨大組織の陰謀論がでてくるもの、ホラー要素の強いもの、タイムリープもの、SFやオカルトが絡んだもの……と、バリエーションはさまざまです。
それを踏まえると本作の場合、「SFと陰謀論の要素が入ったミステリー」と言えます。
例えば本作は物語の中に、近未来の科学技術(ヒトの夢の中に入る等)が結構出てきます。
そして、それを前提に捜査が進んでいきます。
また巨大組織の怪しい企みが、物語を大きく動かす展開もあります。
そのためシュタインズ・ゲートみたいな、架空の科学技術と怪しい集団が出てくるミステリーになっています。
なので、もしアナタが「悪の秘密結社が 架空の科学技術を使って 世界征服をする」たぐいのミステリーが好きであれば断然おススメします。
色んな表現に対する耐性がある
本作は次の3つの要素があります。
どの要素もそこまで強くありませんが、アナタがもし苦手であれば、理解した上でのプレイを推奨します。
①精神汚染・電波系
シナリオの都合上、90年代の3DCGを使ったような電波系の動画がたまに流れます。
ソムニウムパートも一部、精神的にくるステージがあります。
②下ネタ
エロの描写はないものの、男女問わず下ネタをよく言います。
特に男性器に関する下ネタが多いので、苦手な場合は注意して下さい。
③グロ
「被害者はみんな体を半分に切られている」という設定のため、グロは避けられません。
しかし切断面は映らず、内臓や血が飛び散ったりもしないので、前作よりかはだいぶマシです。
まとめ
SFや陰謀論が絡んだ濃厚なミステリーが好き!
グロ?下ネタ?電波?
そんなの全然平気!
そんなアナタにおススメのゲームです。
当てはまる場合は是非、買ってプレイしてみて下さい。