【感想レビュー/ネタバレなし】クローズドナイトメア【PS4/Switch】

2018年7月19日にPS4とSwitchで発売されたホラーアドベンチャーゲーム「クローズドナイトメア」

本作は「主人公の上代真莉亜は、目を覚ますと薄暗い部屋いた。その上記憶を失っており、混乱したところに電話で『実験』と称す命がけのゲームに参加させられていることを告げられる。異常な事態であることを察した真莉亜はその場所からの脱出を試みる」といったあらすじの脱出系ゲームです。

この記事では、「クローズドナイトメア」の個人的評価(ネタバレなし)を書きながらどういった方におススメか?を紹介します。

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全体評価

個人的には「コスパは低いがそこそこ楽しめるゲーム」といった印象です。
ゲーム自体は普通に面白かったのですが、コレが7000円支払ってプレイするだけのクオリティがあるか?と問われれば微妙です。今だとAmazonで1700円くらいで買えるようなのですが、正直このお値段が妥当だなと思うボリュームでした。
また、開発会社の日本一ソフトウェアさんが出されている「真流行り神」シリーズに関しても、「良ゲーだけれども強気な値段で売っている」という印象でした。
本作は個人的に、「日本一ソフトウェアさんのノベル系ゲームは『良ゲーだけどお値段が強気』」というブランドイメージを決定づけた作品にもなっています。
とはいえ、面白いのは確かなので、終始楽しんでプレイすることができました。
Amazon価格で買われた方は、満足できるゲームなのではと思います。

良かった点

やりごたえのある脱出パート

本作は脱出パート(探索パート)とストーリーパートを交互に行うことで物話が進行していきます。
脱出パートは結構頭を使います。基本的には丁寧に調査して頭を使えば分かるトリックが多いのですが、中には攻略サイトを見ないと分からないような謎も隠されています。簡単すぎず難しすぎない、丁度面白いと感じれるレベルの難易度です。
ですので、脱出パートはやりごたえがあり、解くのが楽しいです。

迫力あるホラー演出

ストーリーが怖いのはもちろん、脱出パートにもドキっとするホラー演出があります。
例えば、人間の姿に近いマネキンのパーツがバラバラに落ちていて、そのパーツを正しく組み合わせたりします。またある時は、磔にされた死体を調べることもあります。
普通だったら近づきたくない不気味な物も、脱出するために近づいて調べないといけません。そのため、「これは触っても大丈夫だろうか」と怯えながら調査するので、より恐怖心を煽られます。

気になる点

役者の演技が棒

本作はストーリーパートも、脱出パートも、時折挟むムービーイベントもすべて実写です。実写であること自体は問題ありません。むしろ、実写だからこそホラー演出がリアルで迫力があり、面白くなっています。
ですが問題は、ムービーイベントでの役者さんの演技です。
はっきり言って、役者さんの演技が微妙です。素人感丸出しです。その上ストーリーパートのボイスも、役者さんが声当てしているため、やはりこちらも素人っぽさを感じます。そのせいで、ゲームのホラーな雰囲気が損なわれてゲーム全体が安っぽく感じてしまいます。

即死エンドが多い

真流行り神シリーズでもそうなのですが、本作もバッドエンドはほぼ全て即死エンドです。
場合によってはなぜ死んだのかわからないまま、速攻でバッドエンドになります。
推理しようのない理不尽なバッドエンドが多く、人によってはそれがストレスに感じることがあります。
ただ、そもそも悪霊やサイコキラーの存在自体が「推理しようのない理不尽そのもの」なので、理不尽な恐怖の中で生き残るために正解を考えるのも本作の醍醐味ではあります。

どんな人におススメか?

ホラーと脱出ゲームが好き

本作はどんな人におススメか?と聞かれたら、この一言に尽きます。ホラーな要素も脱出ゲームとしての遊び要素も、満足できるレベルで兼ね備えています。ただ、どちらの要素も強いため「ホラーは苦手だけど脱出ゲームは好き」という方や「脱出系のゲームは苦手だけどホラーは好き」という方には、そこまでおススメしません。ですが、両方の要素が好きな方はどっぷりハマれるゲームだと思います。

実写に抵抗がない

何度も書いている通り、本作はほぼ実写です。
実写のゲームでも、428のように実写の良さを活かせているゲームもありますが、本作は実写であることの悪い部分も出ています。(主に演技面で)
実写のゲームが苦手な人は勿論、素人演技だと醒めてしまう方にもおススメはしません。

まとめ

ホラーが好き
脱出系のゲームが好き
実写に抵抗がない
そんな方でしたら、そこそこ楽しめるゲームかと思います。
もし気になった方がいれば、Amazon価格で買ってプレイしてみてはいかがでしょうか?

おわりに(wikiは見ないで)

もし万が一、この記事を見てプレイしたいと思った方に、一点忠告があります。
決してウィキペディアを見てはいけません。
なぜかと言うと、ウィキペディアには重大なネタバレががっつり書いてあります
謎解き脱出ゲーム要素が好きで、ストーリーはどうでもいい人にとっては別に構わないかもしれません。
ですが、ストーリーも楽しみたい方は間違ってもウィキペディアを読んでしまわないようにご注意ください。

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