【感想レビュー/ネタバレなし】イヌワシ~うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル~

「探偵 神宮寺三郎」シリーズのスタッフが制作した新たな刑事物のゲーム、「イヌワシ~うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル~」。

本作は元刑事の狗神エイジと、ヒトやモノの思念を読み取れる能力を持つ鷲宮ヒナの二人が主人公の、サスペンス・ノベルゲームです。

この記事では、「イヌワシ~うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル~」の個人的評価(ネタバレなし)を書きながらどういった方におススメか?を紹介します。

対応機種SwitchPS4Steam
発売日2020年3月26日2020年8月26日2020年3月4日
価格1500円(税込)1540円(税込)1500円(税込)
ジャンルサスペンスミステリー
開発元株式会社オレンジ
発売元株式会社オレンジ
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全体評価

本作は「良ゲー」です。

シンプルな操作ながらも、刑事物としてのストーリーの質は高く、最後までサクサク読み進めることができました。
ストーリーが「〇話〇章」のように細かく区切られているため、「やめどきが分からなくて、気づいたら徹夜していた!」ということがありませんでした。

またキャラボイスはついていないものの、キャラの立ち絵やスチルが多くて、読みやすかったです。

良かった点

読み応えあるシナリオ

本作は値段の割に、シナリオにボリュームがあり、本編だけでも7話あります。
その上各話ごとの事件もキッチリ解決しつつ、全話通しての大きな事件も同時に進行していて、最終話でキレイに収束します。

「ヒトやモノの思念を読み取れる能力」という特殊能力設定は、下手をするとファンタジー感を強めすぎて刑事物としての要素を損なう場合があります。
ですが本作の場合、その特殊能力の設定を存分に生かしつつも、「あくまで刑事物」というスタンスを崩すことなく事件を解決していきます。

また、個性の強いキャラも多く登場するため、堅苦しい感じがありません。

気になる点

ゲーム性が弱い

本作は操作がシンプルです。
基本的にAボタンを押して読み進めるだけのゲームです。

たまに選択肢が出たり、「タイミングよくボタンを押すミニゲーム」みたいなイベントが発生したりします。
これらの選択肢やイベントに成功すると、星を獲得することができます。
最終的な星の数によって、各話のエンディングが3つに分岐するのです。

ただこれらの選択肢やイベントは、たとえ誤っても大筋のストーリーに影響はないため、一本道のストーリーを読まされている感は否めません。

アクションやRPGであれば、他の遊びの要素があるため、一本道のストーリーでも気にならないと思います。
ですが本作のような、操作がシンプルなゲームだと、少し味気なく感じるかもしれません。

どんな人におススメか?

刑事物が好き

本作はガッツリ刑事物です。
地道な調査を行い、犯人を探し出し、捕まえる。
そんなベタな刑事物が好きな人であれば、ハマれる作品だと思います。

ただし非現実的な要素(ヒロインの超能力)があるため、そういった要素で白ける人は、本作にハマれないかもしれません。

また本作はボイスなしのノベルゲームなので、刑事物が好きな人であっても「読むだけのゲームが苦手」という人であればおススメできません。

まとめ

刑事物であれば多少オカルト要素が混じっていても好き
ノベルゲームは嫌いじゃない

そんな方におススメのゲームです。
当てはまる方は是非、買ってプレイしてみて下さい。

【My Nintendo Store】イヌワシ~うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル~
【Play Station Store】イヌワシ~うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル~
【Steam】イヌワシ~うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル~

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