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対応機種 | Switch |
発売日 | 2021年3月18日 |
価格 | 8580円(税込) |
ジャンル | 少年歌劇シミュレーションゲーム |
開発元 | 株式会社ブロッコリー |
発売元 | 株式会社ブロッコリー |
こんにちは!
へっぽこゲーマーの
そさっく です。
この記事では、「ジャックジャンヌ」の個人的評価(ネタバレなし)を書きながらどういった方におススメか?を紹介しています。
ゲームを買う時の参考になれば幸いです。
全体評価
個人的に本作は…
(4 / 5)です。
乙女ゲーもリズムアクションもそこまでプレイしない私は、正直なところ本作に全く期待していませんでした。
しかし実際にプレイしたところ、恋愛要素以外の部分も面白くて、満足度が高かったです。
(むしろ恋愛要素の方がオマケに近いです。)
主人公や周りが公演を通して成長していくさまは、まるでスポ根漫画を見ているようなワクワクがあります。
そのためプレイしていくうちに、ストーリーから目が離せなくなっていきました。
「乙女ゲー」というだけで買い渋っている男性の方にも是非遊んでほしいと思うくらい、面白いシナリオのゲームでした。
良かった点
ストーリーが面白い
一番のポイントは、読み応えのあるストーリーです。
本作は、ヒロインが演劇を通して成り上がるストーリーとなっています。
ヒロインは初めから、上手にお芝居ができたわけではありません。
ですが先輩や同期と一緒に努力し、学び、役者としてメキメキと成長してきます。
その上ヒロインは周りを気遣うことができるので、一緒に演劇をしている仲間も支えて、成長させます。
やがて彼女は、演劇仲間だけでなく、学校のみんなにとっても欠かせない存在へとなるのです。
また攻略キャラ以外も立ち絵やボイスが豊富で、一人一人がキャラとして立っています。
彼らがタダのモブでなく、個性のある一人のキャラとして描かれているからこそ、舞台背景に厚みが感じられました。
ちなみに本作は、小説20冊分のボリュームがあります(参照記事)
それだけ丁寧に、ヒロイン達の成長過程が丁寧に描かれているのです。
読み進めるうちに、彼らはどうやって困難を乗り越えるのか?というワクワクで、読む手が止まらなくなりました。
個別キャラルートに入ってからも演劇ものとしての話が続くので、最後まで楽しく見れました。
歌やダンスが魅力的
公演パートではリズムアクションをプレイするのですが、このとき背景で流れるMVも、本作の魅力の一つです。
リズムアクションで流れる歌は、劇の内容に合った歌詞になっています。そのうえ主人公含む主要キャラたちが、その曲を歌っています。
しかもダンスパートの場合、主人公たちの迫力あるダンスも見れるのです。
そのため主人公たちとの一体感が増し、まるで一緒に劇をやっているかのように感じました。
気になる点
周回プレイが面倒
本作は周回プレイが非常に面倒です。
周回プレイをしないのであれば問題ありませんが、する場合は覚悟してプレイして下さい。
ちなみに周回プレイが面倒な理由は次の4つです。
1日1日行動を選択する必要がある
本作は「ペルソナ」や「ワールドエンドシンドローム」のように、1日1日行動を選択していくタイプのゲームです。
このテのゲームは、必然的にフローチャートがないため、やり直すには最初から始める必要があります。
1周目は「この日は何をしよう?」とワクワクしながら1日の行動を考えていましたが、2周目以降はただの作業です。
サクッとスキップできず、始めから一日一日行動を選びなおすのは、周回プレイする上で最もおっくうに感じました。
ステータスが引き継げない
本作は1周目で鍛えたステータスを2周目に引き継ぐことができません。
攻略キャラの個別ルートに入るには、キャラ毎に対応するパラメータを鍛える必要があります。
(例えば織巻というキャラの場合、精神力を上げる必要があります。)
しかも攻略できるくらいにパラメータを上げるには、他のパラメータを犠牲にしなければいけません。
そのため「全パラメータを鍛えて個別ルート分岐前でセーブして、個別ルート回収用のデータを作る」なんてことはできません。
頑張ればギリ2人分のパラメータを上げることはできますが、途中のイベントやスチルを回収するとなると同時進行は不可能です。
なので実質攻略キャラの人数分、やり直さなければいけないのです。
エフェクトが消せない
日付が変わったときやレッスンを受けたときに出てくるエフェクトは、消すことができません。
また操作設定から変更することもできません。
しかも上記で挙げたエフェクトは何度も出てくるので、思わず無意味なA連打をするくらい、もどかしく感じました。
公演パートの音ゲーがスキップできない
公演パートのリズムアクションは、1度クリアしたことがあってもスキップできません。
(もちろん、スキップできるようにオプションで変更すことも不可能です。)
周回プレイのたびに、公演パートのリズムアクションでハイスコアを目指さないといけないので、より周回プレイが億劫に感じました。
3DCGが微妙
3DCGのクオリティはそこまで高くありません。
昨今の高クオリティなグラフィックに見慣れている人だと、ところどころ違和感を覚えるクオリティだと思います。
ただし3DCGは、「リズムアクションをプレイしている時に背景で流れるMV画像」ぐらいでしか使用されていません。
リズムアクション中は背景のMVをじっくり見る余裕がないので、普通にプレイする分には気にならないです。
(ギャラリーでMVを改めて見ると、3DCGの荒さに気づけますが。)
どんな人におススメか?
「友情・努力・勝利」が好き
乙女ゲーそこまでプレイしないし、ジャックジャンヌは興味ないや
そう思っていた時期が、私にもありました。
しかし!
本作は乙女ゲー要素がメインではありません。
主人公が仲間たちと一緒に、役者として成長していく物語がメインです。
(体感的には成長物語が7割、乙女ゲー要素が3割くらいです。)
そのことに関しては公式HPのQ&Aにも書かれていました。
上記の説明のとおり、本作は「友情・努力・勝利」を体現したストーリーになっています。
イメージとしてはガラスの仮面やアクタージュ・累といった、演劇系のスポ根漫画のようなストーリーです。
そのためガラスの仮面等の演劇漫画が好きであれば、ハマること間違いなしです。
乙女ゲー初心者
普段乙女ゲーをしないアナタでも、本作であれば好きになれます。
私が過去プレイした乙女ゲーの中には、攻略キャラとの甘い関係性がメインで、シナリオがスカスカなものもありました。
(攻略キャラのクセが強い乙女ゲーも中にはありました。笑)
しかし本作は上記で書いた通り、演劇メインのストーリーのため、乙女ゲー要素は控えめです。
共通ルートはもちろん、攻略対象のルートに突入しても、演劇メインの話が続きます。
むしろ一部の攻略対象に関しては「LOVEじゃなくてLIKEじゃないか?」と思うくらい、恋愛要素を感じられないものもありました。
最悪、誰も攻略したくない場合でも「攻略しない」という選択もできます。
(むしろ攻略しないルートが正規ルートだと思われます。)
ですので本作は乙女ゲーデビューするのにもってこいのゲームともいえます。
逆に言えば、攻略キャラとの甘い展開に期待してプレイすると、恋愛要素が少なくて期待外れに感じるかもしれません。
まとめ
週刊少年ジャンプみたいな、主人公が仲間と努力して成り上がっていく話が好き!
乙女ゲーに興味があるけど、どれからプレイしたらいいか分からない!
そんなアナタにおススメのゲームです。
当てはまる場合は是非、買ってプレイしてみて下さい。