【感想レビュー/ネタバレなし】死印【PS4/Switch】

パッケージの不気味な花嫁が印象的な「死印」。

本作は、怪異によって死へのカウントダウンの「シルシ」を刻まれた主人公が、死の呪いに抗うため、同じくシルシを刻まれた人々と一緒に怪異の潜む場所を探索するホラーゲームです。

この記事では、「死印」の個人的評価(ネタバレなし)を書きながらどういった方におススメか?を紹介します。


対応機種SwitchPS4PSVitaXbox One
発売日2018年6月28日2018年1月18日2017年6月1日2018年10月25日
価格3080円(税込)3080円(税込)4000円(税抜)6264円(税込)
ジャンル都市伝説・心霊ホラーアドベンチャー
開発元エクスペリエンス
発売元エクスペリエンス

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全体評価

個人的には「良質なホラーゲーム」でした。
クオリティの高いグロテスクなイラストと、終始不気味なホラー演出に、しばらく夜一人でいるのが怖くなりました。笑
また、個性的で人間味のあるキャラが多いのも、個人的には好きでした。
バイオハザード等のように、「キャラを操作して化け物に見つからないように逃げるゲーム」も面白いですが、本作のような「アクションの回避能力が求められないホラーゲーム」も安定してホラーを楽しめて楽しいです。

ここからは「良かった点」と「気になる点」を順に紹介します。

良かった点

ホラー演出が凄い

本作は、ジャパニーズホラーの魅力が満載のゲームです。
誰もいない、いるはずのない場所から聞こえる音。見える何か。
道理や理屈も分からないまま理不尽に襲い掛かる、得体のしれない「何か」。
派手に驚かすのではなく、静かに魅せることで恐怖心を煽る演出は、ホラー好きには確実に刺さると思います。
本作は、

・グロテスクで艶めかしいイラスト
・「死のタイムリミット付き」という
  極限状態からのスタート
・学校や樹海といった、夜に絶対
 行きたくない場所での探索
・素早く正しい回答を選択しないと
 怪異に殺される「デットリーチョイス」

といった要素が組み合わさることで、より恐怖を感じることができます。
ホラー耐性の無い人だと、暫く夜一人で出歩けなくなること間違いありません。

気になる点

探索が面倒

本作は逆転裁判などのように、場所を移動して探索することでストーリーが進みます。これが地味に面倒に感じました。

●移動が分かり辛い
移動は「どこに行くか?」を選択するのではなく、方向ボタンを押して移動します。
この移動方法、学校のようにある程度どこにいるのか想像できる場所ならいいのですが、森の中だと移動方向が分かり辛いです。
一応左上にマップが出るのですが、それでも迷います。なぜなら方向ボタンは「主人公から見てどちらに進むか?」を基準に移動するからです。
例えば、「マップでの左の部屋」に行きたいと思って左のボタンを押しても、主人公がマップ上で左を向いた状態だと、実際に移動するのは「マップでの下の部屋」になります。
マップでの動きと、移動するときの感覚で違いがあるため、何度か同じところをグルグル回ることがありました。

●「調べる=探る」ではない
この手の探索って、とりあえず画面のいろんな所をAで調べると思いますが、Aで調べるだけでは重要アイテムが手に入りません。Aで調べた後に、Yボタンの「探る」やXボタンで持っている道具を使わないと、道具が手に入りません。まだ「持っている道具を使う」分に関しては謎解き要素で面白いと思うのですが、Yボタンで探るのはうっかり見落としてしまいます。
この手の探索は調べた時点でアイテムが手に入ることが多いので、序盤はコレのせいで結構アイテムの見落としが多かったです。


これらの、操作の面倒さが目立っていますが、探索要素自体は面白く感じました
自分の意志でホラースポットを移動して探索するので、自ら死地に向かう恐怖感が味わえました。また、マップ移動や探索はするものの、バイオハザード等のように3Dキャラを操作して調べるわけではないため、アクション操作が下手な私でも楽しむことができました。

どんな人におススメか?

ジャパニーズホラーが好き

本作はジャパニーズホラーが好きな人であれば、是非おススメしたいゲームです。ジャパニーズホラー特有のじっとりとした不気味な恐怖を味わうことができます。逆に、普段ホラーを見ない人や耐性の無い人だと精神的にキツいゲームかもしれません。
ちなみに「ホラーは好きだけど、アクション操作は苦手」という方でも、本作は難しいアクション操作を必要としないため、安心してプレイできます。

まとめ

ジャパニーズホラーが好き!

そんな方におススメのゲームです。
当てはまる方は是非、買ってプレイしてみて下さい。

Nintendo Switch
Play Station 4
Play Station Vita
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