「告白されたら爆死する」というバカゲー感満載な設定のノベルゲーム、「デスマッチラブコメ!」
本作は2013年にスマートフォンでリリースされた「D.M.L.C. デスマッチラブコメ」のフルリメイク版です。
この記事では、「デスマッチラブコメ!」の個人的評価(ネタバレなし)を書きながらどういった方におススメか?を紹介します。
対応機種 | Switch | PS4 | Steam |
発売日 | 2020年6月25日 | ||
価格 | 3000円(税込) | ||
ジャンル | 学園伝奇ラブコメノベルADV | ||
開発元 | ケムコ | ||
発売元 | ケムコ |
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全体評価
個人的には「良ゲー」でした。
制作会社のケムコさんの出すノベルゲームは、選択肢が少ないものが多いのですが、本作は程よく選択肢があります。
そのためシナリオクオリティはさることながら、「選択肢を考えて答える、ゲームとしての楽しさ」も味わえます。
中盤以降のオカルトでホラーな展開は、話が進めば進むほど次が気になり、最終的に一気に読みました。
ただキャラクターボイスはついていませんでしたが、逆に「声が棒読みで白ける」ということもなく、個人的には気になりませんでした。
良かった点
ストーリーの質が高い
「告白されたら爆死」という設定は一見、出オチ感満載のように感じるかもしれません。
ですがその設定すらも、綿密に練られた世界観の上で成り立つ、意味のある設定なのです。
本作に出てくる登場人物は全員、物語に必要で、ちょっとしたエピソードですら伏線になっています。
そしてそれらの伏線が中盤~終盤にかけて回収される展開は、目を見張るものがあります。
ただ世界観を広げすぎて設定を拾い切れてない感じはありますが、シナリオ構成力が高いため、そこまで気になりませんでした。
むしろ私の場合、「本作と同じ世界軸のゲームをもっとプレイしたい!」と思いました。
気になる点
中盤で展開が大きく変わる
序盤こそ「告白されたら爆死」という、馬鹿馬鹿しい設定(良い意味で)を活かしたラブコメディが繰り広げられます。
しかし中盤になると、段階を踏みながら、オカルトでホラーな展開へと変化していきます。
個人的には序盤のコメディも、中盤以降の怒涛の展開も好きなので、最後までダレることなくストーリーを楽しむことができました。
ですが序盤のハチャメチャでおバカな展開が好きな人だと、中盤以降の展開についていけなくなるかもしれません。
どんな人におススメか?
色んなジャンルの話が好き
本作は序盤と中盤以降で大きく作風が変わります。
序盤のコメディ展開も、中盤以降のオカルトホラーな展開も好き、という方であればおススメできます。
ですが片方の要素が苦手な人だと、途中でしんどく感じるかもしれません。
例えば「コメディは苦手だが、オカルトやホラーが好き」という人であれば、中盤の展開まで耐える必要があります。
本作はコメディよりもオカルトやホラーの要素の方が強いため、「ラブコメは好きだけど、オカルトやホラーは苦手」という人にはおススメできません。
まとめ
「コメディも オカルトも ホラーも、全部好き!」
「凝った設定・世界観のオカルトなストーリーが好き」
そんな方におススメのゲームです。
当てはまる方は是非、買ってプレイしてみて下さい。
おわりに(同じ世界観のゲーム)
本作のシナリオ担当・amphibian氏は他にも「レイジングループ」というノベルゲームのシナリオも手掛けています。
こちらもシナリオクオリティが非常に高いです。
また世界観が同じで、本作のとあるキャラクターがストーリー内に登場します。
本作の後半の展開が好きな方には特におススメできるゲームです。
気になる方は是非、レイジングループもプレイしてみて下さい。
ちなみにレイジングループのレビュー記事も書いています。参考にして下さったら幸いです。