科学アドベンチャーシリーズ第2弾として発売された「STEINS;GATE」。
そのリメイク版が「STEINS;GATE ELITE」として発売されました。
本作は、主人公の岡部倫太郎が、過去へメッセージを送ることで運命を変える、タイムリープ系のノベルゲームです。
この記事では、「STEINS;GATE ELITE」の個人的評価(ネタバレなし)を書きながら、どういった方におススメか?を紹介します。
対応機種 | Switch | PS4 | PSVita | iOS | AppStore | Steam |
発売日 | 2018年 9月20日 | 2019年 10月15日 | 2019年 10月17日 | 2019年 2月19日 | ||
価格 | 7800円(税抜) | 3800円(税込) | 6480円(税込) | |||
ジャンル | フルアニメADV | |||||
開発元 | MAGES. | |||||
発売元 | 株式会社スパイク・チュンソフト |
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全体評価
個人的には「神ゲーよりの良ゲー」です。
私は科学アドベンチャーシリーズをプレイしたことがなかったのですが、シリーズ未プレイの人間でも楽しめました。
タイムリープものとしてのストーリー展開や伏線回収が凄く、終盤になるにつれてどんどん惹きこまれます。
また、ほぼフルアニメなので見やすく、声優さんも豪華です。
そのため、序盤はオートにしてアニメを観る感じで楽しみました。
良かった点
ほぼアニメを楽しめる
本作は「ノベルゲーム」というよりかは「字幕付きアニメ」に近いです。
アニメーションによる演出と、豪華声優陣によるフルボイスば、迫力があって没入感を高めます。
また、主人公の考えや心情などアニメでは補えない部分は、文章で書かれています。
そのため、ただのアニメより主人公の気持ちが伝わりやすいです。
ストーリーが凄い
「科学アドベンチャーシリーズ」なだけあって、序盤は「現実的にタイムマシンは作れるのか?」について語られています。ここでの説明・設定の構築が丁寧なため、中盤以降の非現実的な展開にも説得力が出ます。
また、序盤から伏線が散りばめられており、終盤にかけてキレイに回収されるのは圧巻です。
気になる点
キャラの好みが分かれる
本作の主人公は中二病全開のキャラで、見ていて痛々しいです。中盤のシリアスな展開になるまで、ずっと痛い中二病的なノリが続きます。また、ヒロインも不思議ちゃんなため、その世界観に拍車をかけています。そのノリが苦手な人だと、中盤に入るまでに心が折れるかもしれません。
ただ中盤以降に入ると、シリアスな展開が続くため、逆に中二病的なノリが恋しくなります。
トゥルーエンドが難しい
本作は個別ルートとトゥルーエンドがあります。個別ルートは分岐直前の選択に答えるだけで行けますが、トゥルーエンドは序盤から全て正しい選択をしていないと辿り着けません。
選択肢は基本、何を選んでもストーリーの大筋に変化はないため、どれを選べばいいか推測できません。攻略サイトを見ない限り、トゥルーエンドを見ることはできないと思います。
どんな人におススメか?
タイムリープものが好き
レイジングループなどの、ミステリーを含んだタイムリープものが好きな人であれば、夢中になれるゲームです。
過去のどんな行動を変えたら未来が変わるのか?
過去のあの出来事は、何の意図があったのか?
何度もタイムリープするうちに、それらの謎が明かされる快感はたまりません。
そういった要素のストーリーが好きな人であればおススメできるゲームです。
中二病的なノリが苦手でない
序盤は中二病全開の、ちょっと痛い展開が続きます。
中盤以降の展開が凄いのですが、そういったノリに耐性の無い人だと、中盤までたどり着けないかもしれません。
ただ、中二病的なノリが苦手な人でも、序盤を切り抜ければハマる可能性は高いです。
特にタイムリープものが好きな人であれば、序盤をこらえてでもプレイする価値は十分あると思います。
ノベルゲームが好き
本作はひたすら観るだけのゲームで、ほとんど操作しません。
ほぼアニメで展開されますが、一部ノベルゲームのように文字を読む部分もあります。(主人公の心の声などにはボイスがついておらず、その部分だけ静止画になります。)
そのため、ノベルゲームが嫌いな人だと合わないかもしれません。
「ノベルゲームも好きだけど、アニメ演出も好き」という人であればおススメできるゲームです。
まとめ
「タイムリープものが好き」
「主人公が中二病でも気にしない」
「ノベルゲームが好き」
そんな方におススメのゲームです。
当てはまる方は是非、買ってプレイしてみて下さい。